街の起こりは紀元前304年。当時のローマ皇帝ネロの避暑地として征服され、スビアーコの山から美味しい水をローマまで引くために3つのダムと水道を引いた記録がある。ローマに戻る道すがら山あいには当時の巨大な水道橋が見える。皇帝はやることのスケールが違う。
ところでイタリアでは「Caffe」といえばエスプレッソのこと。標準的なコーヒーがエスプレッソで、フォームミルクを入れたのがカプチーノ。そして日本で普通にコーヒーとして飲まれているのは「カフェアメリカーノ」という。
カフェアメリカーノを注文すると「え、本当にそんなの飲むの?」という顔をされ大きなカップに抽出したエスプレッソをいれてお湯の入った水差しが付いてくる。
要はエスプレッソを薄めて飲むのであり、うすめて飲むのは本来邪道なのだ。
郷に入れば郷に従えというわけで毎日何杯もエスプレッソを頂くようになった。スビアーコでも美味しいエスプレッソとビスコッティを満喫。これで2.5ユーロ。
街のあちこちに「BAR」の看板が出ているが日本のバーとは違う。
BAR➡︎ 喫茶店。お酒を出す店も多いが日本だとコメダみたいな感じ。
CUCINA➡︎一般的な食堂のこと。パスタ、ピッツア、ハンバーガーなんかを座って食べることができる。
RISTRANTE➡︎日本ではレストランのこと。メニューにはステーキとかもある。もちろんパスタ、ピッツアも頂ける。
PizzeriaとかPasteriaとかTrattoriaとかいろいろな表記が見られるがそんなに違いはない。食べられるものもほぼ同じ。最後のトラットリアは日本では居酒屋みたいな感じでラフな雰囲気だ。
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